8年ほど前から3年間くらい同じ美容院へずっと通っていました。
特別気に入っていたとかではなく、家から近くて値段も高すぎなかったからです。
わたしは普段からあまり喋らず美容院でも聞かれた事くらいしか話さなかったので、カット中は担当の美容師(男性、ヒゲメガネ開襟シャツ)がほぼ喋っていました。
だいたい「休日にどこどこへ行った」みたいな話が多かったです。
正直それらの話に全然興味はありませんでしたし、たまにされる質問にも限りなく当たり障りなく答えていました。
ある日、いつものように美容師さんが自分の話をし始めました。
「自分は◯◯(女優の名前)のファンで、この前ヤフオクで非売品の写真集を落札したんですよ」
「へー、そうなんですか(棒)」
「まだモデル時代の写真集で云々…」
とその女優さんの話を続けていました。わたしはそれを聞きながら内心こう思っていました。
心底どうでもいい……。
これほどまで役に立たない情報ってあります?写真集の落札価格とか知らなくていいよ…。
いや、こうなってしまったのはわたしがその美容師さんのプライベートに全く興味が無いのに、今まで話を聞いてきた事が原因なのかもしれません…。
わたしの中で何かがふっきれ、もうここへ来るのは止めようと決意しました。
以前、バナナマン日村みたいな髪型にされた時さえそうは思わなかったのに。
その後しばらくは自分で散髪したりもしていましたが、今は近所にできたおばさん客が多い1000円カットにたまに行っています。
会話しなくて良いのはほんとうに楽ですね…。
おわり。
追記。以前その美容院のことを書いたエントリーがでてきたので合わせてどうぞ。
kinako-nejiri.hatenablog.jp