ぶんちょうの小部屋

徒然なるままに。

初めての入院(1)

12月25日〜27日まで入院してかました。

背中にできた脂肪腫を全身麻酔で取る手術のためです。この脂肪腫、小さいものなら街のクリニックで日帰り手術で取れますが、大きくなると全身麻酔で取るという共通認識がお医者さんの間であるようです。

大きな病院の外来の先生に「部分麻酔で何本も注射を打つより、全身麻酔で寝てる間に取る方が楽ですよ」「だいたい7割くらいの人は全身麻酔を選びます」と言われました。

 

わたしが一人暮らしだったら鳥たちのために部分麻酔(日帰り手術)にしましたが、世話をしてくれる家族がいるので、めっちゃ怖かったけど「じゃあ全身麻酔で」と言いました。

 

その後患部のMRIを撮ったり(MRIが嫌いというだけでけっこうな文章が書ける)、血液検査、心電図諸々の検査を経て12月25日の午前中に入院しました。

 

入院初日にしたことはシャワーを浴びる事と麻酔科の先生と看護師さんからの説明。

麻酔した後人工呼吸器を着けますと言われてビビるわたし(もちろん顔には出さず)。

なんかコロナの治療で人工呼吸器着けて苦しいみたいな話をよく聞いてたから怖って思ったんですよ。あと口の中に管を突っ込む辛さは胃カメラの印象が強かったので…(人工呼吸器は気道、胃カメラは食道ですが)。

 

説明の後は特にすることも無いのでスマホでゲームをしたりしてましたが、看護師さんが「お困りのことは無いですか?」と巡回に来てくれるたびに「ワイ、元気やのに申し訳ないな…」と思っていました。

あと暇だったので屋上の庭園に行ってみましたが花壇(?)に生えてる草が全部枯れてました。

 

夜は緊張であまり眠れず2日目。前日22時から絶食、9時頃から水分も不可です。

急に眠気が出てきてとにかく寝てました。

それからX(旧Twitter)で全身麻酔と人工呼吸器怖いようと言ってたら経験者の方々の多くが励ましてくれました。感謝(たまに辛かったとか愚痴だけ言う人いるけど愛がないよなぁ)。

あと、看護師さんに爪が長いから切ってくださいと言われて頑張って伸ばした爪を短く切りました。無意識に暴れたりした時に危ないからか?

 

13時頃いよいよ手術の時間。手術着に着替え、5分前に病室を出てちょうどの時間くらいに到着。手術チーム皆さんに迎えていただきました。

手術室はドラマとかで観るよりもっと雑然としてる感じ。まあ背中をちょっと切るだけなのでね。

担当医に「緊張して眠れませんでしたよはっはー」と喋りつつ、パンイチになりベッドへ(体に布をかけてくれるけどこの布が温められていてホスピタリティーって思いました)。

手に点滴の針を刺されもはやわたしはまな板の鯉です。

わたしは怖さに抗うためにマツケンサンバIIを歌い踊る松平健を頭に浮かべましたが、すぐに意識を失ったのでした。