ぶんちょうの小部屋

徒然なるままに。

初めての入院(2)完結編

目を開けると手術はすでに終わっていました。

時間経過を少し感じたのは、だんだん意識が戻ってきたのを感じていたのかもしれません。人工呼吸器を外したところはまったく覚えておらず、少し喉が痛んだので「入ってたんだなぁ」と推測するのみです。

先生が取った脂肪を見せてくれましたが、メガネをかけていなかったためあまりよく見えませんでした。家人の言うところによると大きなかたまりだったそうです。

 

そのままストレッチャーに横になって病室へ運ばれました。

心電図と酸素量を測るやつ?は翌朝まで着けたままでした。

喉がイガイガするので付き添いの家人にのど飴を買ってきてもらいました。

その日は胃がまだ麻酔でちゃんと動いてないからと夕食も抜きでした。でも点滴してるとお腹は空かないもんなんですね…。

 

痛みもほとんど無くてあまり手術の実感もなく、けれど看護師さんがけっこう頻繁に様子を見に来てくれるので、まあまあ大変な状態なのかなーと思いつつも眠りにつきました。

 

翌朝、抗生剤を点滴後にやっと朝食にありつけました。その後先生の回診。

先生は外来前に回診してくれてるんだ〜、いつまで診察待たせるんだよとか思っててごめん!と思いました。

まあガーゼを変えたりするのは助手の人がやって、先生はチラッと傷を見ただけですが、ありがたいことです。

 

10時頃、看護師さんから会計の明細をもらって窓口で入院費を払い、あっさり退院です。

徒歩で帰ったのですが全身麻酔のダメージも少なく意外と元気でした。むしろ翌日とかの方がしんどかったです。

あと喉が痒くて4日くらい咳き込んでました。

手術跡を見たらなかなかワイルドに縫われていて、切ったんだなという実感が湧きました。お風呂は傷口にお湯がかからぬよう半身だけ浸かってました。寒かった。

 

さて、それから1週間ちょっと経ち、年が明け抜糸の日になりました。

またもやびびっていましたが、拍子抜けするほどに抜糸は全然痛くなかったです。

それよりも、予約の時間から2時間半待たせるのはさすがにどうなの?!と思いましたが、入院患者に緊急の何かがあったのかもしれないしなぁと心を鎮めたのでした。